9月24日午前8時半ごろ、沖縄県宜野湾市嘉数の又吉康晃さん(76)が浦添市の牧港川で泳いでいるオオメジロザメを見つけた。牧港第2橋と境橋の間辺りで周囲には住宅や病院などが立ち並び、休日には中高生が釣りを楽しむ姿も見られる。どう猛といわれるオオメジロザメだが、専門家は「子どもなので何もしなければ危険はない。大きくなれば外洋に出て行く。静かに見守ってほしい」と話す。

牧港川を泳ぐオオメジロザメ=9月24日、浦添市(又吉康晃さん撮影)

 又吉さんは毎朝、孫たちを大謝名小学校に送り届けた後ウオーキングするのが日課。同日も宇地泊川沿いを通り、牧港川沿いの川面を見ながら散策していると、体長約1メートルのサメが背びれを水面に出し、尾びれをくねらせて悠々と泳いでいる姿を発見。自身のスマホで撮影しながら行方を追うと河口側に去った。牧港川でサメを目撃するのは2度目だという。

 満潮時の水深は50~60センチ。この日の牧港川は濁ってはいたがサメのほかにもボラの幼魚の群れが確認できた。

 又吉さんは「海の環境が悪くなったのか、海の生き物が食料を調達しに餌が豊富な川に上ってくるのではないか」と話した。

 沖縄美ら海水族館の佐藤圭一統括は「大きさからみて、春先に生まれたものだろう。オオメジロザメは海水よりも塩分濃度が低い所で生きていける能力があり、餌の豊富な沖縄各地の河口付近でよく見られる」と話した。(仲西光江通信員、社会部・具志堅学)