沖縄県糸満市が実施する同市真壁の下水道敷設工事現場で掘削中、車道から地下80センチの岩盤の下からガマが見つかった。さびた缶や水がめ、割れた一升瓶のほか、人間のあばら骨の可能性があるもの5~6本を確認した。市と市教育委員会、戦没者遺骨収集情報センター、県警は15日、現場で立ち会い調査した。今後の調査や工事の方針を協議する。

事件性の有無や文化財としての価値などを調べるためガマの中に入る糸満市職員ら=15日午後2時ごろ、沖縄県糸満市真壁

下水道敷設工事現場で見つかったガマの入り口=15日午後2時ごろ、沖縄県糸満市真壁

糸満市真壁のガマ発見現場

事件性の有無や文化財としての価値などを調べるためガマの中に入る糸満市職員ら=15日午後2時ごろ、沖縄県糸満市真壁 下水道敷設工事現場で見つかったガマの入り口=15日午後2時ごろ、沖縄県糸満市真壁 糸満市真壁のガマ発見現場

 ガマとは、沖縄の言葉で自然の洞穴やくぼみのこと。1945年の沖縄戦では、日本軍がこうしたガマや掘った壕(ごう)を作戦陣地や野戦病院として利用した。また同時に多くの住民の避難場所にもなった。 

 現場に入った市職員らによると、ガマは高さ1・2メートルほど、奥行き7~8メートルほど。水がめなどは進入口から左斜め方向にまとめて置かれていた。市教委は戦前、戦後の遺物とみるが「時代判定は難しい」という。

 現場は水などが入らないように土のうを置き、安全対策として鉄板で覆った上で生活道路として使えるようにしている。

 沖縄戦当時、真壁には旧日本軍の陣地が置かれ、区民の4割超が戦火の犠牲になったとされる。