下水道敷設工事中に発見され、人間の可能性もある骨やさびた缶などが見つかった沖縄県糸満市真壁のガマで15日、同市や遺骨収集情報センター、糸満署が沖縄戦当時の遺骨かどうかや文化財としての価値などを確認するため立ち入り調査を実施。不発の手りゅう弾1発と小銃弾3発が見つかり、10分程度で打ち切った。回収した自衛隊によると、旧日本軍が使用していたものという。

手りゅう弾1発や割れた陶器などが確認された糸満市真壁のガマ=15日(同市教育委員会提供)

 安全対策として施工業者が土のうを置き、通行できるように鉄板を敷いた。今後の調査方針は週明けに協議するという。

 現場を確認に来た同区の金城榮吉さん(86)は、戦時中に同ガマへ家族ら5人で避難したという。金城さん一家を含む5家族が生活しており「爆弾が落ち、床に敷いた板が飛び散って体中に刺さった。ガマにいた別の家族は亡くなったと、うわさで聞いた」と話した。

 ガマとは、沖縄の言葉で自然の洞穴やくぼみのこと。1945年の沖縄戦では多くの住民の避難場所にもなった。