沖縄県宜野湾市喜友名で今年数え97歳のカジマヤーを迎えた知念ハツさん、内間タケさんの合同祝賀パレードが旧暦9月7日に当たる12日、同区で盛大に行われた。

カジマヤーを迎えパレードする知念ハツさん(後部座席手前)と内間タケさん(同奥)。運転手はハツさんの孫・栄治さん=12日、宜野湾市喜友名

2人のカジマヤーに、めでたい節などの踊りを披露して祝福する区民ら

カジマヤーを迎えパレードする知念ハツさん(後部座席手前)と内間タケさん(同奥)。運転手はハツさんの孫・栄治さん=12日、宜野湾市喜友名 2人のカジマヤーに、めでたい節などの踊りを披露して祝福する区民ら

 知念桂子自治会長は「喜友名でのカジマヤー祝いのパレードは20年ぶりで興奮する。戦中、戦後と苦労を重ね、歴史に翻弄(ほんろう)された2人が輝き、コロナ禍の中で大きな励みと元気を与えてくれる。区が沸いている。元気・長寿をあやかりたい」と喜びを述べた。

 出発を心待ちにして「きゆなボランティア」(呉屋末子代表)のメンバーら多くの区民が公民館に集った。降っていた小雨がやみ、両家の家族が知念会長に「今から出発します」と電話で連絡。知念会長が「予定通り出発です」と告げると区民らから「神様もカジマヤーを祝福している。やった」と歓声が上がり、知念会長は防災無線でも区民へ告知した。

 「花ぬ風車(カジマヤー)」の曲が響き、花やレイで装飾された2人が乗るオープンカーがゆっくりと近づくと、老若男女が「元気・長寿をあやかりたい」と握手を求めた。沿道の家々の窓やベランダ、門でも区民が大きく手を振っていた。知念さん、内間さんは「ありがとう。長生きして良かった」と何度も何度も繰り返した。

 公民館の前では停車。ボランティアや区民が「めでたい節」や「花ぬ風車」に合わせ踊りを披露して祝福し、カチャーシーで締めた。

 運転手を務めたハツさんの孫・栄治さん(42)が「両人とも地域の皆さんのおかげで元気で過ごしています。人生の大舞台。コロナの影響もありパレードをどうするか両家で思案した。区民の大歓迎に感謝です。これからもよろしくお願いいたします」と話し、風車を配った。(翁長良勝通信員)