衆院選がスタートしたが、もう一つ忘れてはいけない「投票」がある。最高裁判所の裁判官が職責にふさわしいかどうかを直接チェックする「国民審査」だ

▼辞めさせたい裁判官の欄に「×」を記入し、有効票の50%を超えると罷免されるが、過去24回で罷免された例はゼロ。県内では過去4回の無効投票率が全国平均の約2倍に上るようだ。形骸化している制度との指摘にうなずいてしまう

▼裁判官が自ら実績をアピールし、有権者に語りかける機会もないので難しい面もあるだろう。県憲法普及協議会や沖縄人権協会は、県選挙委員会と各市町村選管に独自の宣伝啓発や分かりやすい投票方法の明示を求めている

▼今回審査対象の11人が担当した裁判を確認すると、夫婦別姓や同性婚という価値観の多様性、非正規雇用など私たちの暮らしに関わる考え方が分かる。...