[心つなぐ花咲かそ 玉城千春](4)

母校・読谷中学校の廊下に立つ玉城千春さん

 「Z世代」という言葉を聞いたことはありますか? 1990年後半から2000年前半に生まれた世代のことを指すそうです。ちなみに1970年代後半に生まれた私は2世代前のX世代か、見方によってはY世代に分類されるそう。

 9月下旬、日本最大級のSDGsイベント「HAPPY EARTH FESTA」に参加した際、次世代を担うZ世代の若者たちが、SDGsに関わるそれぞれの取り組みを報告していました。

 「OkaraOkara(おからおから)」という活動を紹介してくれたのは、琉球大学の学生。豆腐を作る過程で出るおからを再利用、活用できないかという取り組みです。

 なんと、おからは日本のフードロスの約10%を占めていて、ある豆腐屋さんからは1日約2トンものおからが出るそうです。水分を多く含むため腐れやすく、活用できたとしても需要が少ないという点から大量に廃棄してしまっているとのこと。栄養価も高く、スーパーフードだといわれているおからをどうにか商品に変えることはできないかと日々模索、研究しているそうです。

 「こんなに廃棄になってもったいないね! 何か方法はないかな?」と私も友人に話してみたところ、消臭効果のあるおからを原料に作られた、猫用トイレの砂を重宝していると教えてもらいました。ということは、不衛生との理由でなくなっている砂場も、加工したおからに代替して「おから場」にすれば遊べたりするのかな。砂時計に似せた「おから時計」はどう? 畑の肥料や美容用のおからパックとか? そんな想像を膨らませて楽しんでしまいました。

 でも実はこれ、SDGsを学ぶゲームで必要な思考じゃないかと思いました。想像を膨らませて、あり得ない発想で自由に奇想天外に解決策を生み出し、ヒントを導き出すゲーム。イベントに参加していた外務省後援初代SDGsアンバサダーの嶋田亮さんが勉強会でお話ししてくださっていたこと。学生が作ったカードゲームを基に説明されていました。

 今までの固定観念や常識を超えて、その先に見えることはないか。頭の固くなっている私は、柔軟に考えようとしてもなかなか難しくて、帰ってからもカードはないのに一人頭でゲームを続けています。

 子どもたちの未来のために私たち大人もボーッとしてはいけないですよね。「SDGsはなんだ?」と行き詰まるより、問題点を見つけながら「SDGs的思考イコール地球と生き物に優しい行動」を日々の生活に取り入れて動きだすことが必要なのだなーと感じています。

 あぁ、書いていても理解したようで、まだ理解できていないような私…。これから生まれてくる子どもたちが、きれいで優しい地球に住めるように、X世代の先輩方、そしてY世代の私たちもZ世代に負けないよう頑張ろうゼーット!(Kiroroボーカル)

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 沖縄タイムス社のSDGs企画「未来へ#いのちを歌おう」で、県内小中学校を巡って特別授業を行うKiroroボーカルの玉城千春さんが、身の回りの出来事を通してSDGsについて学びながら、社会を変える一歩をつづる。