22日朝、おもろまち駅(沖縄都市モノレール「ゆいレール」の駅の一つ)を利用した私はある広告に目が引きつけられた。
 「10/25 Happy Sho Day 沖縄から世界へ」
 黒髪の男性が夕焼け空の海の前でギターを奏でているイラスト。近づいて見ると、11人組グローバルボーイズグループ「JO1」の與那城奨さん=沖縄県出身=の誕生日を祝う内容だ。しかも1枚だけじゃなく、何枚も飾られている。おもろまち駅は與那城さんのイラストで「ジャック」されていた。SNSで検索するとファンの間でも広告のことが話題に。「いったい誰がこんな大がかりな広告を?」フライヤーに書かれていた広告主のTwitterのアカウント名を見つけた私はさっそくDMで取材依頼を送った。(デジタル部・比嘉桃乃)

おもろまち駅に出現した與那城奨さんの誕生日を祝う広告。27日まで掲示されているという

 広告主から返事はすぐに返ってきた。できれば広告の前で話したいと伝えると、「明日から三日間は沖縄に行く予定なのでその際にお願いします」と返信が。「沖縄の人じゃない・・・!県外からわざわざ広告を出すなんてますます気になる!!」私はわくわくしながら取材当日を迎えた。

▶JO1與那城奨「支えてくれたJAMに恩返し」

 広告主の名前はももかさん(@_SHO_luv)。埼玉県に住んでいる24歳で会社員だという。デビューのきっかけとなった2年前のオーディション番組からJO1を応援している。

広告主のももかさん=24日、那覇市のおもろまち駅構内

 ももかさんが與那城さんを好きになったきっかけは「歌がうまくて人柄がすごくよくて、誰とでも仲良く話せて周りに溶けこめるところ」。與那城さんがオーディション番組の頃からあたためていた作詞曲「My Friends」がお気に入りだという。 

「いろんな人に與那城君のことを知ってほしい」

 なぜ、埼玉に住んでいるももかさんが自費で遠く離れた沖縄で広告を出そうと思ったのかー。
 ももかさんは「東京だと他のファンも広告を出しているから埋もれてしまう。與那城君の出身地、沖縄で出すことで家族や地元の友達が気付いてくれて本人に届く可能性が高いと考えました」と話す。広告代理店の担当者とも相談した上で利用客の多いおもろまち駅を「ジャック」することを思いついたという。「ファンだけじゃなくていろんな人に與那城君のことを知ってほしいと思ったんです」。イラストは同じJO1のファンにSNSで依頼し描いてもらった。広告に書かれている「沖縄から世界へ」與那城さんのキャッチコピーだ。
  
 おもろまち駅にはボードを設置。自由に、誰でも與那城さんへのメッセージを書くことができる。(感染対策のためペンは持参を依頼している)ももかさんは「いろんな人に足を止めて見てもらえてて、とってもうれしいです」と目を細める。
 ももかさんは記入されたメッセージはアルバムにまとめて與那城さんに伝えることも計画しているという。広告の掲載は27日まで。

ももかさんは友人と與那城さんの誕生日を祝うために借りたホテルの部屋をデコレーション。ケーキも特注だ=10月11日撮影(ももかさん提供)

 来月はデビュー後初の観客を入れての単独ライブが決まっているJO1。ももかさんは「コロナの影響でなかなかお客さんを入れることができなかったけど、やっとこのときがきてうれしい。ファンとしてできることはこれからも何でもしたい、支えていきたいです」と笑顔で話した。

與那城奨さん、26歳のお誕生日おめでとうございます!