沖縄県の玉城デニー知事は25日、同県今帰仁村呉我山のオリオン嵐山ゴルフ倶楽部の敷地で計画されている「沖縄北部テーマパーク事業」への環境影響評価に対し、18項目44件の知事意見を出した。開発予定地が国内希少野生動植物種に指定されている「オキナワコキクガシラコウモリ」「イボイモリ」などの生息地になっていることから、自然環境への配慮を求めた。

新しいテーマパークの開発が予定されているオリオン嵐山ゴルフクラブ

新テーマパークの建設予定地

新しいテーマパークの開発が予定されているオリオン嵐山ゴルフクラブ 新テーマパークの建設予定地

 知事意見は、事業者の「ジャパンエンターテイメント」(加藤健史代表)が県に提出した環境影響評価の準備書に対するもの。事業者は今後、知事意見を踏まえた評価書を作成する。

 事業者が「敷地内の自然度の高い樹林地や隣接する周囲の自然とつながるような植栽を目指す」とする植栽基本方針について、知事意見では周囲の樹林に存在しない樹種が選定され、緑化方針が「不明確」と指摘。気候変動がもたらす降雨の変化に対応した環境影響評価の実施を求めた。

 亜熱帯の自然環境を体感できる沖縄北部テーマパークは約56ヘクタール規模の施設。2024~25年の開業を目指している。