琉球病院(沖縄県金武町)は27日、水道水と地下水源から、国の暫定目標値(1リットル当たり50ナノグラム)を超える有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)とPFOA(ピーホア)を含むPFAS(ピーファス)が検出されたと発表した。町内の地下水源などから目標値超のPFASが検出されたことを受け、独自で調査した。結果が判明した8日に、原因とみられる地下水源からの取水を停止した。

地下水源と水道水からPFASが検出された琉球病院

 値を超えたのは敷地内の井戸水と院内の水道水。井戸水からはPFOS81ナノグラム、PFOA36ナノグラムで目標値の2・34倍。水道水からはPFOS52ナノグラム、PFOA26ナノグラムで目標値の1・56倍が検出された。

 約250~260人の患者、約300人の職員の飲料水にも使われていた。これまでに健康被害の報告はない。

 同院は少なくとも4年以上前から、敷地内にある井戸の地下水と町供給の水をブレンドしていた。

 結果が判明した8日に、町供給の水100%に切り替えた。現時点で汚染源が米軍基地かどうかは不明だとし、担当者は「患者や職員の飲み水の安全は確保している」と説明した。

 職員には27日、口頭で説明した。患者への説明や必要な検査は今後検討するという。

 同院で勤務する職員は「水は毎日使うので、体に蓄積されている可能性もある。検査を受けられないと不安だ」と話した。