静岡県熱海市で7月に発生した大規模土石流で県警は28日、起点となった土地の現旧所有者への強制捜査に乗り出した。業務上過失致死の疑いで、2011年まで土地を所有した神奈川県小田原市の不動産管理会社(清算)と同市内の元幹部宅などを、重過失致死の疑いで現所有者の関係先をそれぞれ家宅捜索した。

 静岡県警が家宅捜索に入った不動産管理会社の建物=28日午後2時7分、神奈川県小田原市

 静岡県熱海市伊豆山で発生した大規模な土石流の起点付近=7月3日(県提供)

 静岡県警が家宅捜索に入った不動産管理会社の建物=28日午後2時7分、神奈川県小田原市  静岡県熱海市伊豆山で発生した大規模な土石流の起点付近=7月3日(県提供)

 犠牲者の遺族らは、起点での不適切な盛り土が被害を拡大させたと主張。静岡県警は押収資料に基づき、前代未聞の「人災」の原因究明を進めるとともに、立件の可否を慎重に検討する。

 土石流は7月3日に発生した。これまでに26人が死亡し、依然1人の行方が分かっていない。(共同通信)