小笠原諸島の海底火山噴火の影響で沖縄県沿岸に漂着した軽石が漁業などに深刻な影響を与えている問題で、沖縄県は29日、国頭村辺土名漁港で軽石の撤去作業に着手した。ショベルカー1台が、陸上から海面を覆う軽石をすくい上げた。

海面を覆う軽石をすくい上げるショベルカー=29日午前10時5分、沖縄県国頭村・辺土名漁港

軽石で一面が覆われた辺土名漁港=28日、国頭村辺土名

海面を覆う軽石をすくい上げるショベルカー=29日午前10時5分、沖縄県国頭村・辺土名漁港 軽石で一面が覆われた辺土名漁港=28日、国頭村辺土名

 陸上から届かない範囲の軽石は、30日以降に汚濁防止膜で陸側に寄せてすくい上げる予定。港内に仮置きした石は近隣の県所有地に運んで保管する。

 同漁港には10月16日ごろから軽石が流れ込み、29日までに港内の広範囲を覆った。エンジントラブルを避けるため出港を控える漁協組合員らへの影響の長期化が懸念されていた。

 県は辺土名漁港での作業は2週間程度を見込んでおり、その後、同村安田漁港での作業に移る考え。県の担当者は「業者もこのような工事は初めて。予定通りいくかはやってみないと分からない」と気を引き締めた。