米軍が沖縄県内に敷設する燃料パイプラインは何のためにあるのか? 距離はどのくらいあるのだろうかーー。(ジョン・ミッチェル特約通信員)

沖縄本島中部を通る燃料パイプラインとガス感知器警報装置(VB)の場所を示す地図。キャンプ桑江(中央付近)や嘉手納基地、普天間飛行場(左下)などの基地を経由している(DLA報告書から)

 沖縄県内では、米国防総省の兵站(へいたん)局(DLA)が約120キロメートルのパイプラインを運用しており、年間3億4千リットル以上の燃料が天願桟橋から本島各地の空軍、海兵隊基地に供給されている。

 多くが沖縄県民が住む民間地域の地下にも延びており、地上にあるコンクリート小屋のような監視ステーションに設置された装置が、爆発の危険のある燃料漏れによる気化を探知する。漏れを感知するとライトが点灯し、サイレンを鳴らして近くの人々に警告する。さらに沖縄市知花にある米軍施設内のDLAのコントロールセンターに通報することになっている。

 那覇市を起点に、宜野湾市を終点とする県道251号の一部は、米軍の送油管が地下に敷設されていた上を利用していた道路で、通称「パイプライン通り」と呼ばれている。