【南城】沖縄県出身女性デュオKiroro(キロロ)ボーカルの玉城千春さんが県内の小中学校を巡る特別授業「未来へ#いのちを歌おう」が10月29日、市立知念中学校(志伊良洋子校長、生徒144人)であった。

 玉城さんは全校生徒を前に「Best Friend」「未来へ」などのヒット曲の弾き語りのほか、高校時代に先輩や友人のために作った「すてきだね」「僕らはヒーロー」などのフレーズをアカペラで披露。「楽しいな、もうちょっと知りたいなというドキドキを見逃さないで。自分を諦めず、あなたらしい幸せと夢の花を咲かせてください」と話した。

 玉城さんは20代で三度、NHK紅白歌合戦に出場するなど全国区の人気を得た。

 喉や心に疲れを感じて休業し、アーティストである玉城さんを誰も知らない中国・上海に留学した思い出を紹介。留学先でキロロの「長い間」が中国語でカバーされヒットしているのを耳にして胸がいっぱいになり「歌は国を超えて知ってもらえる。いろいろな人に届いているなら、もっと作ってみたいと思った」と新たな気持ちで音楽活動に向き合えた経験を語った。

 生徒から「歌う時に大切にしていること」を問われると「歌はその時々の体調や気持ちで変わるので体調管理は大事。うそをつかず真っすぐな歌を届けられる私でいようと心掛けている」と答えた。

 玉城さんの来校を前に、同校は給食時間にキロロの曲を繰り返し流した。3年の貍塚(まみづか)杏(あん)さん(14)は「この日をとても楽しみにしていた」と感激した様子。「千春さんは周りに恵まれていると感じたが、それは千春さんの人柄があってこそ。将来の夢は南極に研究者として行くこと。私も人間性を磨いて頑張っていきたい」と笑顔を見せた。

 特別授業は県内36の企業・法人が協賛している。