【平安名純代・米国特約記者】元在沖縄米海兵隊員が児童に対する性的虐待の罪で、禁錮35年の実刑判決を受けていたことが5日までに分かった。沖縄駐留中に他の罪に問われ除隊処分を受けており、米国に帰国した後、少女に対する行為が発覚した。少女への性的虐待罪などに問われたのは、米ノースカロライナ州在住の元海兵隊下士官の被告(39)。ノースカロライナ州東部地区地方裁判所が8月4日、判決を言い渡した。

米軍基地のフェンス(資料写真)

 裁判資料によると、被告は2008年、海兵隊に入隊。13~15年のキャンプ・フォスター配属中に職務怠慢や姦通(かんつう)罪などに問われ、90日間服役後、除隊処分となった。

 被告が米国に帰国後、当時、在沖米軍基地内に住んでいた14歳少女の父親からの通報で事件が発覚。空軍特別捜査局や国土安全保障調査部などが1年余りにわたり、合同で捜査していた。

 少女の父親は5日までに本紙の取材に「あってはならない犯罪」と批判。「娘が体と心に受けた傷は深い。軍と政府は規律を厳格化し、こうした犯罪を未然に防いでほしい」と訴えた。