【ジョン・ミッチェル特約通信員】米軍が県内で運用する全長約120キロメートルの燃料パイプライン網の燃料漏れ感知装置について、米国防総省兵站(へいたん)局報告書が2014年に深刻な安全上の問題があると指摘していたとする本紙報道に対し、在日米軍報道部は6日までに、指摘から修理開始まで4年以上かかったと明らかにした。本紙の質問に答えた。報告書は、燃料漏れの際に気化するガスを感知する安全監視装置60台のうち、72%に当たる43台が作動不能と指摘していた。同報道部は本紙に「18年に修理を開始した」とだけ回答。遅延理由は明らかにしなかった。
現在、修理は完了しており、新たな自動安全システムとパイプラインを巡回するスタッフの制度も導入したとしている。
感知システムは1983年に設置された。...
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