県が第6次県観光振興基本計画(2022年~31年度)の素案で、観光客数の目標値を盛り込まず、延べ宿泊者数の目標値を掲げることは、新型コロナウイルスの世界的流行で、より多くの観光客数を呼び込む従来型の沖縄観光が、正念場を迎えたことを意味する。人数を追い求めるのではなく、滞在日数と1人1日当たりの消費額の向上を目指すことで、これまでの沖縄観光の課題であった「量から質への転換」を図る狙いがある。(政経部・伊禮由紀子)

 沖縄観光は2018年度に入域観光客数が1千万人を達成した一方で、環境破壊や深刻な交通渋滞などの「オーバーツーリズム」も顕在化していた。一方、昨年からの新型コロナウイルスの影響で、20年度の観光客数は19年度比で7割も落ち込んだ。

 同計画素案で掲げる「持続可能な観光地」を目指すには、...