中国から台湾に移った国民党政権による「2・28事件」の犠牲者は数万人に上る。台湾では外来政権の圧政の象徴と記憶されるが、1990年代の民主化以前は語ることも難しいタブーだった。沖縄県関係犠牲者4人の遺族もどんな状況で家族が事件に巻き込まれたか分からず、苦悩を抱えてきた。