【東京】沖縄県宜野湾市の松川正則市長は12日、首相官邸で岸田文雄首相と面会した。松川市長は米軍普天間飛行場について「固定化を避け、一日も早い返還を実現してほしい」と要請。岸田首相は現状に理解を示し、激励の言葉を掛けたという。岸田氏が首相就任後、松川市長と面会するのは初めて。会談は非公開。

(左から)岸田文雄首相と宜野湾市の松川正則市長

 首相との面会後、記者団の取材に応じた松川市長は、10月末に投開票された衆院選の結果や来年の県知事選などについても議題に上ったと明らかにした。

 市長は同日、松野博一官房長官や栗生俊一副長官とも面会。普天間飛行場の早期返還や有機フッ素化合物PFOSなどに関する同飛行場への立ち入り調査実現、負担軽減推進会議の作業部会の開催を要請した。

 松野氏や栗生氏は作業部会について「早めの開催に向けて取り組んでいる」などと前向きに応じたという。

 松川市長は同日、岸信夫防衛相とも面会。「なかなか普天間飛行場の閉鎖返還が実現せず、固定化につながるイメージが出てきている」と現状を訴えた。

 岸氏は「基地負担軽減は岸田政権でも最優先課題の一つ。負担軽減を実現するために全力を尽くしたい」と述べた。