沖縄県名護市大東に住む我如古彩さん(54)が10月30日、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使い「勝手に世界ウチナーンチュ大会屋嘉比編」と名付けた親戚同士の交流を行い、参加した約20人が沖縄とブラジルをつないで久しぶりの再会を喜んだ。

オンラインで久しぶりの再会を喜ぶ「勝手に世界ウチナーンチュ大会屋嘉比編」の参加者=10月30日

 我如古さんは、父親の屋嘉比康隆さん(90)が機械製造会社の技術員として65年前にブラジルに滞在中、現地で生まれた。5歳の時に日本に移り住み、名護で暮らしている。

 今年10月17日、名護市にルーツを持つ世界各国の人々をオンラインでつなぐイベント「世界のナグンチュ大集合」が開かれた際、思いがけずブラジルに住む親戚の屋嘉比康定さんと初対面を果たした我如古さん。他の親戚とも交流したいと考え、無料通信アプリLINE(ライン)などで参加を呼び掛けた。

 30日には、ブラジルから名護市出身でサンパウロ在住の親族である屋嘉比康廣さん(86)と荻堂盛敏さん(75)が出席。沖縄からは康隆さんのほか、弟妹や子ども、孫など約20人が参加した。康廣さんも康隆さんと共に65年前、技術員としてブラジルに渡り、現地で暮らしている。

 ブラジルと沖縄がつながり分割画面に参加者が映し出されると、それぞれが「元気だった?」「これは誰?」と自己紹介を始めた。康廣さんは「新型コロナウイルスのため1年半も家から出ていないからひげが伸びたよ」「昔は名護でヒートゥーを捕ったね」と、沖縄の親族との久しぶりの会話に花を咲かせた。

 同日は我如古さんと荻堂さんの孫マヌエラちゃん(5)が同じ誕生日だったため、ポルトガル語でハッピバースデーの歌を歌い、互いに祝った。

 催しを企画した我如古さんは「世界のウチナーンチュの日に生まれ故郷のブラジルとつながりたいと家族に呼び掛けた。ブラジルのいとこたちと楽しい時間を過ごすことができた」と満足げ。

 康隆さんは「近くにいるけどなかなか会えない弟妹や遠いブラジルのいとこの顔を同時に見ながら話ができてよかった」と喜んだ。(友寄隆央通信員)