車社会の県内で、バスやモノレールなど公共交通を身近な移動手段としてより使いやすくしようと、時刻表や路線図などの「オープンデータ」を使った市民レベルでの議論が始まっている。6日、宜野湾市内であったワークショップ「オキナワ・オープンデータ・チャレンジ2021」には、大学生や自治体職員、交通・観光事業者らが集まり、どうすれば公共交通が使いやすくなるのか、データを使った交通事情の可視化を試みた。(社会部・城間陽介)

 ワークショップの主催はICT技術開発を手掛ける一般社団法人沖縄オープンラボラトリ(浦添市)。担当者は「時刻表や位置情報など各データを組み合わせることで気付かなかった課題が見えてくる。それを肌感覚で知ってほしい」と意義を述べる。ワークショップは18、19両日も沖縄コンベンションセンターで開催予定で、データを...