「私たちの話を聞いて、みんなの視野や考え方が少しでも広がってくれたらうれしいです」。那覇市の若狭公民館で10月中旬、セクシュアルマイノリティー(性的少数者)の2人が、子どもたちに語り掛けた。県内の小中高生が運営や審査を担う「こども国際映画祭in沖縄」の事前研修で講師を務めた2人は、沖縄市に住む安里ミムさん(28)とみーちゃん(31)だ。

 安里さんは男女ともに恋愛対象となる「バイセクシュアル」、みーちゃんは体は男性だが心は男女どちらにも当てはまらない「Xジェンダー」であることをそれぞれ公表。出会いから1年半を経て今年6月に結婚し、コミュニティーラジオ局のパーソナリティーのほか、動画配信などに一緒に取り組んでいる。

 茶色のワンピースを着たみーちゃんが言う。「僕ね、トイレが困るんです。こんな格好...