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 県文化観光スポーツ部は、2022年度から10年間の観光行政の指針となる第6次県観光振興基本計画素案で、観光収入の目標値を1兆2千億円~1兆4千億円で調整する方針だ。約4200万人泊をベースに平均滞在日数や1人当たりの消費額を伸ばすことで、観光収入の底上げを図る。業界からは「量から質への転換」に向けて観光収入や人泊数を観光指標の基準にすることを評価する一方、目標の実現に向けた具体性のある施策が見えないとの指摘も上がる。(政経部・伊禮由紀子)

 16日の県振興審議会文化観光スポーツ部会で、県は第6次計画の目標値案を報告。1人当たりの観光消費単価は、9万2千~11万8千円を目標とする方針だ。

 これについて、沖縄観光コンベンションビューローの下地芳郎会長は「観光収入の底上げを目指すためには、土産品の購入など1人当たりの消費額をどれだけ積み上げられるかが一番のポイントになる」と指摘する。

 1人当たりの消費単価は2010年度以降、平均7万円台で推移。第5次計画で掲げた9万3千円の目標は、...