52歳で認知症の母の介護が始まり、55歳で発達に課題がある息子が誕生した。稲泉誠さん(62)=宜野湾市=はこの10年、必死に家族と向き合い、生き方を変えた。

 仕事は、ベンチャー企業の経営者から福祉の道へ。介護と子育て、日本の社会課題となっていることを同時に経験し、人生について考えた。「必要に迫られてではあったけれど、ニュートラルな物の見方ができるようになった」とほほ笑む。

 息子が3~4歳の頃に「子育ての専門家」とされる「チャイルド・ファミ...