沖縄県本部町辺名地でシークヮーサーやタンカンなどのかんきつ類を栽培する安田芳秀さん(73)の庭で、1本のパパイアの木が11本もの枝を広げ、大小合わせて約150個もの実を付けた。

11本の枝を持つパパイアの結実を喜ぶ安田芳秀さん=10日、本部町辺名地の安田芳秀さん宅

 一般的にパパイアは一本の幹が直立するが、安田さんのパパイアは三股に分かれた幹がさらに枝分かれした。まだ小ぶりだがそれぞれの枝に実が3~30個ある。

 安田さんは、このパパイアは鳥がふんと共に落とした種が生長したとみている。5年ほど前に生え始めて、たまに肥料をあげる程度で特別な手入れはしていない。最初は直立していたが、次第に枝が増えていったという。例年30~40個の実を付けるが「台風の影響が少なかったせいか、今年は特別」だという。

 このパパイアの根元は一部が腐って空洞化しているが、安田さんは「鳥が運んできた天然物は根元が腐ってもこんなに実を付ける。これから実が大きくなるのを楽しみにしている」と笑顔で話した。(比嘉啓一郎通信員)