日米関係に大きな衝撃を与えた当時の交渉に携わった当事者の証言は、米国務省側が在沖米海兵隊のプレゼンスを見直す作業に着手したのに対し、沖縄を軍事拠点として維持するとの姿勢を崩さない米国防総省(米軍)が協議を主導し、最後まで決定権を手にしていた舞台裏を浮き上がらせる。