ひきこもりの人の自立を支援しているNPO法人ウヤギー沖縄(近藤正隆理事長)は20日、沖縄県名護市港区公民館で講演会「生きづらさの生き方ガイド」を開いた。不登校やひきこもりの経験がある大橋史信さん(41)が「どう生きていくかという答えは本人と家族の中に必ずある」として当事者やその親、支援者ら約30人に対し、「監視ではなく、関心の目で見守ってほしい」と当事者に寄り添った支援の必要を説いた。

各当事者に寄り添った生き方支援の必要性を訴える大橋史信さん=20日、名護市・港区公民館

 転校を機に集団いじめにあった小学3年生以来、不登校とひきこもりを断続的に続けてきたという大橋さん。33歳で発達障がいがあると診断されるまで「普通になりたいという生きづらさを抱えていた」。現在は自身の経験を生かし、東京都などでひきこもり当事者やその家族、生活困窮者らの支援活動をしている。

 大橋さんは「生きづらさの中身や質はそれぞれ違う。当事者のしんどさや困り事、どうしてほしいのか-を一つずつ整理して、ありのままの生き方を支援してほしい」と強調。「働いても、福祉制度を使っても受容される地域共生社会に向けて、みんなが当事者として関心を持たなければならない」と呼び掛けた。