[法務・税務の専門家がもめない相続教えます](18)

 最近、相続に関わる多くの専門家が遺言書の必要性を説いている。私も前回(5月27日掲載)、「遺言書の必要性」をテーマに執筆した。遺言書があれば、手続きは基本的に遺言によって遺産を受け取る人だけで済む。しかし、遺言書がない場合は法定相続人全員の了解が必要になってしまう。仮に1人でも反対したり、認知症などで意思表示ができない人がいたり、海外在住、行方不明者がいると、手続きが煩雑で時間もかかってしまう。だから「遺言書は必要」なのだ。

 そこで、今回は一歩踏み込んで、遺言書作成の考え方や勘違いなどを紹介したい。まず、遺言書の種類からおさらいすると、...