沖縄県宜野湾市野嵩の住宅街で23日午後6時45分ごろ、米軍普天間飛行場所属のMV22オスプレイが金属製の水筒を落下させていたことが分かった。24日午前に宜野湾市役所から県警に連絡があった。住民によると、水筒は住宅敷地内の玄関先で発見された。防衛省や在沖米海兵隊によると、水筒は重さ約800グラム、容量は約1・8リットル。事故時に水が入っていたかは不明という。松川正則宜野湾市長は24日、小野功雄沖縄防衛局長に抗議し、玉城デニー知事も記者団に「米軍の安全管理体制に強い疑問を抱かざるを得ない」と強い憤りを示した。

米軍オスプレイから民家の玄関先に落下した水筒(右)。左は比較のため置かれたたばこの箱=24日(宜野湾市提供)

オスプレイから水筒が落下した場所

米軍オスプレイから民家の玄関先に落下した水筒(右)。左は比較のため置かれたたばこの箱=24日(宜野湾市提供) オスプレイから水筒が落下した場所

 県によると、24日午前10時10分ごろ、米側からの情報として「航空機からの落下物が発生した」との連絡が防衛局からあった。米側から日本側への連絡が翌日になったことにも反発が強まりそうだ。

 現場は普天間飛行場の滑走路の延長上やや東側で市役所に近く、住宅が密集している。24日、県警が現場を調査し、住宅前の路上にプラスチック片のようなものが散乱しているのを確認した。宜野湾署関係者によると、水筒は高さ25センチ、直径15センチ程度。水筒が発見された住宅近くの道路の側溝では、落下時の衝撃でできたとみられる痕跡が見つかっているという。

 在沖米海兵隊は取材に、普天間飛行場から出発する際に、落下するのを乗組員が確認したと説明。被害の報告はないとしている。落下に対し「真摯(しんし)に受け止め、原因究明のための徹底的な調査を行う」とした。

 日本側への連絡の遅れについては「発生直後に日本側に連絡した」と主張したが、具体的な日時は明らかにしなかった。

 現場付近上空では、24日も午前中からオスプレイなどが飛行するのが確認された。

 普天間飛行場周辺では市野嵩の緑ヶ丘保育園で2017年12月、米軍機からとみられる高さ約9・5センチの円筒が園舎の屋根で見つかったが、米軍は因果関係を認めていない。同月には普天間第二小の運動場にCH53大型輸送ヘリから約7・7キロの窓枠が落下する事故も起きている。

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