【西原】ハワイ出身の県系3世、ゲイル・ナオミ・ションさん(65)が25日、西原町を訪れ、親類の前町議、与那嶺義雄さん(67)と初の面会を果たした。自身のルーツを探して24日に来県したばかりのションさんは、念願の“スピード成就”に「ウチナーンチュのおもてなしに感動している」と喜んだ。

ルーツ探しの旅で来県したゲイル・ナオミ・ションさん(中央)と夫のフィリップさん(左)、親類の与那嶺義雄さん=25日、西原町役場

 3年前にハワイから夫のフィリップさん(67)と共に日本に移り住み、横須賀の米軍基地で働くションさん。沖縄を訪れルーツを探すことが念願だった。はっきりしていたのは、祖父母の名前と町幸地出身であるということだった。

 来県の日程が決まり、元ハワイ沖縄連合会のデビット新川さんに相談したところ、沖縄ハワイ協会の瀬分コリン善久さん(読谷村)、同協会副会長の松田昌次さん(同)、幸地自治会の翁長勲区長と厚意のリレーが続き、義雄さんとの対面につながった。

 町史によると、ションさんの祖父、與那嶺弘盛さんは1888年生まれ。ハワイ移住のため1906年1月に旅券の発行を受けている。幸地公民館には、ハワイの県系人が作った家系図が保管されており、それが決め手となった。家系図によるとションさんの門中は「新高門(みーたかじょう)」。義雄さんは「仲(なか)高門」で同じ高門門中であることが分かった。

 数年前に叔父らが沖縄を訪れた時には親類は見つからなかったという。ションさんは「すぐに親類が見つかって驚いた。つないでくれた方々に感謝したい」と笑顔で話した。

 義雄さんは「きょうはうれしい一日になった。ションさんをはじめとする県系人のルーツへの愛着に感激している」と海を渡ってきた親類との出会いを喜んだ。一行は同日、西原町役場を訪れ崎原盛秀町長に報告した。

(写図説明)ルーツ探しの旅で来県したゲイル・ナオミ・ションさん(中央)と夫のフィリップさん(左)、親類の与那嶺義雄さん=25日、西原町役場