シンガー・ソングライターで作曲家、プロデューサーの織田哲郎が企画するチャリティーライブ「あしたのうた」(主催・ズートレック)が14日、嘉手納町のかでな文化センターであった。子どもの貧困問題解決に取り組む「沖縄子どもの未来県民会議」の活動を応援するコンサート。織田と県出身ミュージシャンが力強い歌声を響かせ、子どもたちの明るい未来を願った。(学芸部・西里大輝)

ミリオンヒットナンバーなどでとりを飾った織田哲郎=嘉手納町・かでな文化センター

熱気あふれるステージで会場を沸かせたD-51

ミリオンヒットナンバーなどでとりを飾った織田哲郎=嘉手納町・かでな文化センター 熱気あふれるステージで会場を沸かせたD-51

■D-51からスタート

 ライブはD-51の「NO MORE CRY」でスタート。2人の伸びやかなハイトーンボイスと元気あふれるメロディーに観客の親子連れも大歓声。人気漫画アニメ「ONE PIECE(ワンピース)」のオープニング曲「BRAND NEW WORLD」ではノリノリの手拍子が起こった。

 新良幸人withサンデーは一転、しっとりとしたステージ。「ファムレウタ」「風ゆイヤリ」「満天の星」と、パーシャクラブ時代の代表曲を情感あふれる歌声と三線の調べで艶やかに聴かせた。

 古謝美佐子は佐原一哉(キーボード)と夫婦共演。「このライブで夫婦関係が保たれています」とのトークで笑いを誘うと、爽快な「島々清しゃ」、うちなーぐちの「アメイジンググレイス」、子らの幸せを願う「童神」で優しく包み込んだ。

■世界中の誰よりきっと

 希代のヒットメーカー織田の登場に会場が沸く。最初の「君に会うために」は、ライブの趣旨に賛同する観客に感謝の思いを込めた。続く織田作曲のミリオンセラー作品に観客も歓喜。中山美穂&WANDSの「世界中の誰よりきっと」はボサノバ調にアレンジ。ムーディーな雰囲気を醸すと、DEENの「このまま君だけを奪い去りたい」は熱量たっぷりに歌い上げた。

 重厚感あるハスキーボイスは織田の魅力の一つ。後半はギアを上げ、アップテンポなビートの「青空」、清涼飲料水のCMソングに使われた爽快なラブソング「いつまでも変わらぬ愛を」、ギラギラしたロックサウンド「BOMBER GIRL」で会場のボルテージを高め、盛り上がった。

 織田は「沖縄の子どもたちにより良く、ハッピーなあしたが来ることを願っている。ライブを継続し、今後も子どもたちを支援していきたい」と力を込めた。