沖縄県那覇市の米軍那覇港湾施設(那覇軍港)に陸揚げされていたMV22オスプレイ2機が、30日午後0時ごろから相次いで離陸した。最後の1機も午後1時半ごろ飛び立った。3機は、整備のため米本国に船で輸送された米軍普天間飛行場所属オスプレイの代替機。県や市は飛行させないよう求めてきており、反発が強まりそうだ。那覇軍港での米軍機の運用はまれ。

那覇軍港から離陸するオスプレイ=30日午前11時57分

 離陸したオスプレイは、西海岸を北向けに飛び、東に旋回する様子が確認された。普天間飛行場に向かったとみられる。

 今月19日に米軍普天間飛行場所属MV22オスプレイ3機が那覇軍港に飛来。在沖米海兵隊によると整備のため、船で米本国に輸送された。

 25日に船で運ばれてきた別のオスプレイ3機が陸揚げされているのが確認されていた。

 基地や施設の使用条件を定めた5・15メモでは那覇軍港の主目的は「港湾施設および貯油所」とされており、県は謝花喜一郎副知事が26日に本来の使用目的と異なるとして那覇軍港への飛来に抗議。陸揚げされたオスプレイも飛行しないよう求めていた。

 城間幹子那覇市長も29日、外務省沖縄事務所に橋本尚文沖縄担当大使を訪ね、飛行させないよう求めた。

 沖縄防衛局は「米軍の活動が主目的としての形態に反するものでない限り、同施設への航空機の着陸を排除しているとは考えていない」との認識を示している。