[オリオン 変革の現場 新体制の挑戦](中)※前編はこちら

 「ぜひ、うちとコラボしましょうよ」

 オリオンビールの早瀬京鋳前社長は、名刺を交換するなり、こう提案してきた。

 早瀬氏に名刺を渡した企業の社長は「開口一番、コラボを連発。福岡出身と聞き、せっかちな人なんだなという印象を持った」と振り返った。

 早瀬氏は2019年7月の就任以降、オリオンのブランド強化に奔走した。就任直後に地域発の新ブランド「75(ナゴ)ビール」の全県販売を決め、缶酎ハイ「WATTA(ワッタ)」では限定商品や県内企業とのコラボなどで話題を集めた。

 シングルマザー支援など新たなCSR活動や、県産大麦を使った循環型ビールなど、SDGsの取り組みも発表。メディアに露出し、オリオンの「変革」をアピールした。

 一方、合理化も推進した。...