思想家のフランツ・ファノンが没してきょうで60年になる。カリブ海のフランス領マルティニク島に黒人として生まれた。36年の短い生涯を、植民地主義との闘いにささげた▼精神科医として北アフリカのアルジェリアに赴任したことが転機になった。直後の1954年、フランスからの独立戦争が始まる。