琉球大学が「再生医療等製品」の原料となるヒトの組織を、製薬企業に適切に提供するための審査体制を国内で初めて整備、運用を始めた。国内で原料を調達しやすくなることで再生医療等製品の開発に貢献できるとする一方、国内の先駆的な取り組みとして評価が高まれば、県内への関連産業の呼び水にもなると期待の声が上がる。

(参照)ヒト組織の産業利用を倫理面で審査 琉球大学に初整備

 「調べようがないので控えめに国内初としたが、おそらく世界初の画期的な成果だ」

 6日の記者会見に同席した琉球大学医学部の筒井正人学部長は、学内に設置した「産業利用倫理審査委員会」の意義をこう強調した。

 2018年度に日本医療研究開発機構(AMED)の委託を受けて「全学を挙げて」取り組んできたという。大学規則の改正や新たな規則制定も進めた。委員会は再生医療や生命倫理、産学連携に識見を有する委員で組織。外部委員を半数以上含む中立・公平な体制を構築した。...