J2で9位だったFC琉球の喜名哲裕監督に、今季を振り返ることで見えた課題や来季に向けた戦い方、意気込みなどを聞いた。(聞き手=溝井洋輔)

 -開幕5連勝8戦負けなしと好スタートを切った。

 「キャンプからチーム状態が良かった中で開幕戦の磐田に勝てたことが後の連勝につながった。ずっと押し込まれて厳しかったが王者を無失点に抑えられたことが自信になった。連勝中も内容がそれほど良かったわけではないが、守備はみんなで粘り強く戦えた」

 -中盤以降に失速した。

 「相手チームから分析され、琉球のストロングポイントであるサイド攻撃をケアされた。クロスを上げさせない、外から攻撃させないと。中を攻めていけば良かったシーンはたくさんあったが、どうしても外向きにプレーが流れていき、ボールを持たされる時間も長くなった。分析されたとしても、自分たちがどう改善するかという工夫がもう少し必要だった」

 -失速の時期は負傷者が続出していたが、とりわけDFの田中恵太と知念哲矢の長期離脱が響いた。

 「正直一番痛かった。アシストを含め2人がチームをカバーしていた部分は大きかった。最後の守備で哲矢は1対1が強いだけでなく、チームを鼓舞し、コーチングできるリーダー的な存在。メンバー以外の選手の底上げが少し足りなかったとも感じた」

 -コロナ禍で無観客が他府県より長引き、ホーム無観客も続いた。...