沖縄カトリック高校2年の安里駿佑(しゅんすけ)さん(17)はこのほど、米国で自家用飛行機の操縦免許を取得した。取得できる年齢は17歳以上。「最短で取りたい」と11月の誕生日を前に休学し、10月に単身で渡米。見事1発で合格した。

自家用飛行機の操縦免許証を手に笑顔の安里駿佑さん(右)=現地時間11月23日、米ジョージア州・アセンズ空港(安里さん提供)

 安里さんは「取れると信じていた。支援してくれた家族や親せきに感謝している」と喜んでいる。

 安里さんは物心が付いたときから飛行機が大好き。父親と那覇空港を離着陸する飛行機をよく見に行った。小学生の時に免許を取ろうと決め、航空無線を聞きながら機体の運航を見て、空港の管制官とパイロットのやりとりを自然と学んでいた。

 クラウドファンディングで呼び掛けた資金と親戚の支援で、フライトスクールと試験の費用二百数十万円を集めた。渡米後はスクールに通って勉強や実際の飛行訓練を重ねた。現地時間の11月2日に筆記試験を突破。同23日に実地試験もクリアした。

 安里さんは「普通ならスクールに通って半年~1年かけて取得するものを2カ月弱で取れた。教官も『クレイジーだ』と驚いていました」と苦笑い。「小さい時から聞いていた無線での勉強が役立った」と喜んだ。「いつか家族や親戚を乗せたい。日本で大学を卒業後に渡米し、免許のレベルをランクアップさせて米国の航空会社で働きたい」と夢を語った。

 母親の真子さん(50)は「1回で取れてびっくり。同じように頑張る子が出てきたらうれしいですね」とほほ笑んだ。(中部報道部・伊集竜太郎)