オフィス仲介大手の三鬼商事が9日発表した11月末時点の東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)のオフィス平均空室率は、前月比0・12ポイント低下の6・35%だった。新型コロナ流行を受けた企業業績の悪化や在宅勤務の普及で解約が増え、2020年3月から上昇が続いていたが、21カ月ぶりに下落に転じた。

 好業績のIT企業によるオフィス拡張意欲が堅調で、大型の解約も少なかった。コロナ感染者の大幅減少で出勤者を増やしている企業もあり、最近は解約の動きに一服感が出てきたとの見方がある。ただ三鬼商事の担当者は「下落基調に転じるかどうかはまだ分からない」としている。(共同通信)