【宮古島】琉球古典音楽野村流保存会宮古島支部は11月28日、西原地区公民館で「2021年度沖縄タイムス伝統芸能選考会」の入賞伝達式を開いた。入賞者14人のうち8人が参加し、それぞれに賞状が贈られた。参加者のうち、親子で入賞した友利寿実(ひさみ)さん(51)と娘の寿音(ことね)さん(16)は「師範や仲間のおかげで入賞できた」と感謝した。

賞状を手に笑顔を見せる入賞者と仲宗根玄雅支部長(前列左から2人目)=11月28日、宮古島市・西原地区公民館

 式の冒頭、舞台上で「かぎやで風節」など3曲を斉唱した後、宮古島支部の仲宗根玄雅支部長が入賞状を伝達した。仲宗根支部長は「寿実さんと寿音さん親子の入賞は小さな支部ながら誇らしい出来事。来年、再来年に向けてさらに精進してほしい」とエールを送った。

 母の寿実さんは、寿音さんが小4のころから教室への送迎をしているうちに三線の魅力に引かれ、次第に古典音楽にのめり込んだという。「古波蔵峰子師範の指導が実を結んだ」と笑顔を見せた。

 優秀賞に入賞した寿音さん(宮古高校2年)は、選考会では緊張していたとしながらも「すごくうれしい。峰子先生が『日頃の積み重ねが発揮される。絶対大丈夫』と言ってくれたことが励みになった。先生や教室で一緒にやってきた仲間のおかげ」と感謝した。次は最高賞のグランプリと併せ、県立芸大を目指すと決意を新たにした。

 宮古島支部は現在、四つの研究所で構成され、小1から80代まで約60人が活動している。本年度の選考会は5月から10月にかけて三線や箏曲などの各部門で開催。宮古島支部からは新人賞に10人が挑み、6人が入賞。優秀賞には12人中8人が選ばれた。

 全入賞者への贈呈式は11月20、21の両日、那覇市久茂地のタイムスホールで行われたが、新型コロナウイルスの感染防止対策で多くの入賞者が参加を見合わせたため、宮古支部として改めて地元で伝達式を開催した。