10月下旬のニュースにドキッとさせられました。東京だけでなくお隣の神奈川県までも、人口が統計以来初の前年比で減少したというのです。

 総務省が8月に公表した住民基本台帳に基づく人口動態調査(1月1日時点)によると、東京圏(埼玉、千葉、東京、神奈川)の人口の伸び率は2020年に0・37%だったのが、21年には0・07%に減少。転入と転出の数で見ても、現制度下で集計を始めた13年7月以来、転入超過が続いていたのが、20年7月以降は転出入数が相半ばというこれまでにない状況に変化しています。※1

 東京から地方への人流流出を加速させた一番の原因は、コロナ禍をきっかけに進んだリモートワークでしょう。毎日の職場への通勤を前提とした働き方から、原則は自宅勤務などへ、人々の働き方は多様化しました。

 そうなると高くて狭い都心のマンション生活の利便性は相対的に低くなりますから、都会よりも近郊への移住が促されるのもわかります。

 高知市が「地方移住への意識」をテーマに全国の20代~60代以上の男女計1766人に行ったインターネットによるアンケート(2021年8月実施)によると、...