今年は日米開戦のきっかけとなった1941年の真珠湾攻撃から80年。南洋の島々で繰り広げられた戦火は、開戦から4年後には沖縄に迫り、沖縄にはその痕跡を残す戦跡が各地にある。今年6月に沖縄タイムスとYahoo!ニュースが実施した共同アンケートでは全回答者(2000人)の28.1%に当たる562人が「沖縄戦に関連する施設や戦跡を訪れたことがある」と回答した。そのうち最も多く挙がったのが沖縄本島南部の糸満市にある「ひめゆりの塔」「ひめゆり平和祈念資料館」だった。多くの人の記憶に残る「ひめゆり」とはどんな資料館なのか? 戦争が遠くなった現代の平和資料館の役割について探った。

アンケートでは、自由記述で施設や戦跡名を挙げた498人中48.1%に当たる240人が「ひめゆり」の名を記した。ほかに挙がったのは沖縄県が運営する「県平和祈念資料館」(糸満市)や、沖縄観光コンベンションビューローが管理運営する「旧海軍司令部壕」(豊見城市)など沖縄本島南部の戦跡や資料館だった。

「施設や戦跡を訪れたことがある」と回答した人のうち、「再び訪れたい」と回答した人は54.8%(308人)。一方で、「訪れたくない」と回答した人も45.2%(254人)いた。

「再び訪れたい」と回答した理由で最も多かったのは、「一度訪れた際に(修学旅行などで)あまり時間がなかったのでもう一度詳しく見たい・学びたい」や「忘れてはいけないから」など戦争の記憶をとどめておきたいとする224人だった。そのほか「家族や子どもに伝えたい・知ってほしい」31人、「戦没者の慰霊のため」19人が続いた。

「訪れたくない」と回答した理由で最も多かったのは...