今帰仁海岸の淡水と海水が入り交じる河口付近は多くの魚が密集する場所。世界釣輪沖縄の安仁屋浩貴さんが毎シーズン釣果を上げているのは、水深2メートルで砂地に根岩が点在するエリア。ドングリタイプのウキ、1・5号ハリスを海底にハワせると潮流が緩やかになるタイミングで高確率でチヌの反応が出るという。静かに沈んでいくウキを見て、一呼吸おいてアタリを入れる。チヌを針掛かりさせる一連の流れは独特のタイミングがあると話す。2月24日の日中に8匹、翌々日の26日にも40・5センチなど8匹を釣り上げた。
チームヤシガニーズに所属する金城祐太さん。3日午後6時、金武海岸の水深7メートルあるテトラからタマン用の仕掛けと2枚にさばいたサンマの切り身を餌にしてキャスティング。午後11時、小刻みに揺れる竿(さお)先のアタリを回収して56センチのコチ。その後、一段と大きな竿の曲がりを確認。重量感のある魚とのやりとりで76・3センチ、2・89キロのコチを釣り上げた。(名嘉山博 釣りPower)