[見つめて ヤングケアラー]
児童・生徒向けでは沖縄県内初となる糸満市の「ヤングケアラー実態調査」で糸満市教育委員会は16日、「家族を世話している」と答えた児童らの割合が14・3%に上り、7人に1人の割合だったと明らかにした。国の昨年度調査の中学生5・7%(17人に1人)、高校生4・1%(24人に1人)と比べ2倍超の高い数値。学校生活や進路に影響を及ぼしている子どもが一定数いる可能性がある。
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調査は市内の小学5年生~中学3年生3497人が対象。11月に実施し回答数は3160件だった。
自らをヤングケアラーと思うかの質問には「あてはまる」が3・1%、「わからない」は17・3%。国の調査では「あてはまる」が中学生で1・8%、高校生で2・3%だった。
世話を必要とする家族のことや悩みを相談したかどうかは...
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