沖縄県の玉城デニー知事は16日、知事就任3周年を報告する政治資金パーティーを那覇市内のホテルで開き、名護市辺野古の新基地建設で設計変更申請を不承認とした判断に触れ「翁長雄志前知事の遺志を引き継ぎ、新たな戦いとして臨んでいく」と決意表明した。新型コロナウイルスの感染対策など、これまでの実績をPRし、4年目の抱負などを語った。来年秋に迫る知事選への出馬については明言しなかった。

就任3年間の県政報告をする玉城デニー知事=16日、那覇市・沖縄ハーバービューホテル

 玉城氏は、日本復帰50周年で迎える来年の慰霊の日について、知事が発信する平和宣言の中に県民の声や思いを取り入れる考えを示した。公約に掲げる「誰一人取り残さない沖縄らしい優しい社会へ」の実現に向けて施策の推進も強調。「SDGs(持続可能な開発目標)をしっかり展開していく」と力を込めた。

 後援会長で元衆院議員の仲里利信氏や、謝花喜一郎氏と照屋義実氏の副知事らがあいさつし、再選へ期待を寄せた。

 玉城氏は報告会後、再選への期待に対する受け止めを記者団に問われ「公約実現や新たな課題の解決に向けて日々、取り組ませていただいている」と強調。その上で「次への展望が見えてくると思う」と述べた。表明の時期については「状況が見えてきたら」などとし、具体的に言及しなかった。

 報告会には城間幹子那覇市長など、県内の市町村長や支持者らが出席。経済界からはオキハムの長濱徳松氏らが出席した。新型コロナウイルスの感染対策のため、人数を350人に制限した。

 来年1月23日投開票の名護市長選に立候補を表明した岸本洋平氏と、南城市長選で再選を目指す現職の瑞慶覧長敏氏を紹介し、激励した。