首里城の正殿火災で焼失した扁額(へんがく)の復元について議論する県の「首里城扁額製作検討委員会」(委員長・高良倉吉琉球大学名誉教授)の2回目の会合が21日、那覇市内で開かれ、新たに発見された史料「尚家文書(もんじょ)360」を基に、扁額の色を焼失前の赤(朱色)から黄色に変更する方針を確認した。漆に金箔(きんぱく)を塗って表現していた額縁の龍模様は、彫刻で表現する方向性を決めた。
本年度中に開催する3回目会合で最終決定する見通し。
委員の安里進県立芸大名誉教授によると、黄色は中国の皇帝だけが使用できる色で、...
この記事は有料会員限定です。