必要とする子に使ってほしいと、北海道函館市に住む会社経営の男性(58)が沖縄タイムス社に託したランドセル4個が22日までに、男児2人と母子支援団体に届けられた。来春の小学校入学を心待ちにする男児らは新品を背負い「うれしい」と声を上げた。

贈られたピンクのランドセルを手にする那覇市母子寡婦福祉会の仲盛光子会長(右)とスタッフ=15日、那覇市総合福祉センター

ランドセルを背負い、入学を心待ちにする「南風原子ども元気room」の男児=8日、南風原町

贈られたピンクのランドセルを手にする那覇市母子寡婦福祉会の仲盛光子会長(右)とスタッフ=15日、那覇市総合福祉センター ランドセルを背負い、入学を心待ちにする「南風原子ども元気room」の男児=8日、南風原町

 ランドセルは茶色とピンク。茶色の2個はNPO法人沖縄青少年自立援助センターちゅらゆいの子どもの居場所「b&gからふる田場」(うるま市)と、「南風原子ども元気room」をそれぞれ利用する父子世帯の男児2人が受け取った。

 からふる田場に通う男児(6)は「軽くて気に入った。1年生になったら勉強を頑張りたい」と声を弾ませた。元気roomの男児(6)は「ランドセルを持てるのを楽しみにしていた。1年生になったら、ひらがなを上手になりたい。友達とおしゃべりするのも楽しみ」とほほ笑んだ。

 ピンクの2個は那覇市母子寡婦福祉会を通して来月、会員家庭の子へ手渡される予定。同会は毎年、希望者数に応じたランドセルを民間の基金や寄付などで調達しており、今年は35人が望んでいるという。

 仲盛光子会長は「コロナ禍で生活が厳しくなった会員が多く、北海道から思いを寄せてくださっていることを心強く感じる」と感謝した。

 函館市の男性は、沖縄の子どもの貧困問題を取り上げた本紙報道を機に、2016年から本紙の仲介でランドセルや学用品を寄贈しており「好きなように使ってほしい」と語った。