闘牛ファン注目の大会となった「弥生闘牛ダービー」(主催・古堅闘牛組合、後援・沖縄タイムス社)の第2回大会が12日、うるま市の石川多目的ドームで行われ、満席となったスタンドは10組の激闘に酔いしれた。

シーの3番戦で剛修白宝(左)に対し、掛け押しで攻め込む古堅モータース☆黄龍=石川多目的ドーム

第2回弥生闘牛ダービー 対戦結果(左側が勝ち牛)

シーの3番戦で剛修白宝(左)に対し、掛け押しで攻め込む古堅モータース☆黄龍=石川多目的ドーム 第2回弥生闘牛ダービー 対戦結果(左側が勝ち牛)

 沖縄、徳之島でチャンピオンに輝いた猛牛が5頭も参戦するとあって、待機小屋付近では熱心な闘牛ファンが早くから詰め掛け、闘牛談義に花が咲いていた。

 大会で一番にスタンドが沸いたのはシーの3番戦。沖縄移籍後3連勝の「古堅モータース☆黄龍」と2連勝中の若武者「剛修白宝」の激突だった。両牛とも、「春の全島」では中量級王座挑戦への道を開くためにも負けられない戦い。

 序盤からリング狭しと動き回り、「黄龍」の掛けからの攻め込みに対して、「白宝」が上体を相手に預けて押し込む「もたせこみ」の戦法で逆転狙う戦況。

 白宝の再三再四の「もたせこみ」に「黄龍」が攻めあぐむ場面もあった。スタンドからは「もしや」の期待とどよめきが起きるが、さすがに試合巧者の「黄龍」が、強烈な掛け押しから相手懐に飛び込んでダメを押すと、粘っていた「白宝」が大きく敗走し、12分48秒の激戦に幕が下りた。闘牛ファンを唸(うな)らせた「古堅モータース☆黄龍」は、この勝利で中量級王座挑戦に大きく前進した。

 封切り戦では元沖縄軽量級チャンピオン「古堅モータース☆白眉」と荒技の若武者「天龍美トガイー」が激突。序盤から厳しく突き割る「美トガイー」に対して掛け押しで応戦する「白眉」の攻防に、スタンドも白熱したが、連勝の波に乗る「美トガイー」の闘志が「白眉」を凌駕(りょうが)し、5分30秒での完勝。スタンドから大きな拍手が送られた。

 シーの8番戦では与那国ミニ軽量級チャンピオン「龍天龍☆兎☆」と掛け技の名手「龍星泉」が、弥生杯ミニ軽量級の優勝旗を懸けて激突した。厳しい突き割りで先制攻撃の「兎」に対して、掛け止めて応戦の「龍星泉」。小競り合いの中、「龍星泉」が一瞬の隙をついて怒濤(どとう)の押し込みをみせると、「兎」があっという間にリングサイドにつまった。スタンドのどよめきの中、逃げ場を求めて「兎」がまさに脱兎のごとく敗走し、1分10秒の短期速攻で「龍星泉」が弥生杯ミニ軽量級王座を戴冠した。

 シーの大一番戦では「古堅モータース☆迎撃號」が「新力大虎」を42秒で退け、これまた軽量級王座への扉が大きく開いた。

 次回は「春のセンバツ大闘牛大会」が19日午後1時から、うるま市石川多目的ドームで行われる。(宮城邦治通信員)