男子高校生(16)が大みそか、沖縄県那覇市安謝の自宅に放火したとして逮捕された事件は、男子生徒の姉が命を落とす事態となった。付近の住民は「今までトラブルは聞いたことがない。なぜ家庭内でこんなことになったのか」と驚きを隠せない様子だった。

火災現場付近に手向けられた花=2日、那覇市安謝

 放火があった現場周辺は、一軒家やアパートが立ち並ぶ住宅街。全焼した地下1階の部屋に通じるアスファルトの階段には、立ち入り禁止のテープが張られ、その前にはいくつか花が手向けられていた。

 同じアパートの別の階に住む女性によると、それまでこの家で家庭内のトラブルを聞いたことなどはなかったという。

 火災時は「煙が部屋に充満してきて異変に気付いた。とても怖かった」と不安そうに話す。

 近くに住む女性(75)は、男子生徒が中学生の頃、教員が朝方に家まで迎えに来ていたのを覚えているといい「おとなしそうな子だった。それからあまり見ていないが、何があったんだろう」と声を落とした。