幕末から明治中期、講談は爆発的に流行した。その全盛時代を築いた一人が二代目松林伯円で、泥棒を主人公にした作品を次々に高座に上げたことから「どろぼう伯円」と呼ばれた。  自由民権運動への取り締まりが厳しくなった時期に民権思想のネタをあえて扱ったが、不思議に官憲の処分は受けなかったらしい。