[新春 TOP INTERVIEW 2022]

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

柴田泰伸 アイギス沖縄社長 

 -2021年を振り返って。   

 昨年2月に愛知県豊橋市の老舗保険代理店をM&Aで取得し、愛知県岡崎市、那覇市に次ぐ3拠点目を開設しました。沖縄県に進出して9年目になります。地元企業を引き継いで展開してきた沖縄での経験を生かせました。おかげさまで沖縄でもお客さまが増えており、今では400社に上ります。愛知県と合わせると1400社です。それだけ信用と信頼を積み重ねることができたと考えています。今後もそれぞれの地域に根ざした企業として、邁進(まいしん)して参ります。

 新型コロナウイルス感染拡大が続く中、推進したのがデジタルトランスフォーメーション(DX)です。コロナの影響で保険業界も一気にデジタル化が進みました。弊社では、お客さまセンターを中心にリモートワークを取り入れています。お客さまに快適にオンライン商談を過ごしていただくため、各拠点に専用ブースも設けました。DXを推進した結果、拠点のない鹿児島県の企業との取引も始めることができました。また、日本健康会議が認定する健康経営優良法人の中でも、中小規模法人部門上位500社が選出される「ブライト500」にも認定されました。

 -保険業界の動向はいかがでしょうか。

 保険業界は、市場が拡大する一方、保険専用ショップや通信販売などの新規参入も多く、競争は激しくなっています。昔ながらの「ご用聞き営業」ではなく、お客さまにとって有益な情報をいち早く届け、お客さまそれぞれに合ったソリューションを提案する必要があります。企業も個人もお客さまによって、求めるテーマや抱えるリスクは異なりますし、新しい保険商品も出てきます。

 弊社は、お客さまの状況や要望を丁寧に聞き取り、お客さまに合わせてコンサルティングしてきました。組織化を進め、スタッフとチームを充実させることで、お客さまに寄り添ったサービスを展開できます。第3の拠点を持てたことで、エリア拡大に加え、サービスをさらに拡充できるようになりました。

 -県経済について。       

 沖縄は、コロナ前からポテンシャルの高い地域でした。全国的にも観光はとても厳しい状況ですが、コロナが収束してくれば、沖縄から回復していくのではないでしょうか。海外渡航の再開は時間がかかるはずで、国内で人気の高い沖縄の強さが出てくると思います。豊かな自然や、住んでいる方々の人柄など私にとっても沖縄はとても大好きな地域で、住宅も構えました。

 -新年の抱負を。        

 コロナの動向を見極め、いくつかの想定を考える必要があります。これからは、かつてのように皆が良くなるのは難しいでしょう。成長する企業とそれが難しい企業との差が出てくるはずです。そういった厳しい環境の中でも選択と集中に取り組み、従業員と共に成長していく所存です。

 しばた・やすのぶ 1967年生まれ、愛知県出身。アリコジャパン(現メットライフ生命)を経て2001年に独立し、葵ファイナンシャルコンサルタント(現アイギス)設立。MDRT Top Of the Table終身会員。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:二兎は追える
  2. いま夢中になっていること:企業経営
  3. 休日の過ごし方:仕事が楽しくて休みはほとんどない