新春 TOP INTERVIEW 2022

 沖縄経済の第一線で活躍する企業・団体の経営者に、新たな年を迎えるにあたっての抱負や展望、変化の激しい時代を見据えた今後の事業展開、地域貢献への思いなどをうかがいました。

沖縄関ヶ原石材の緑間禎社長

 -2021年を振り返って。

 弊社では、キャストガラスを通して納骨室の内部に自然光を取り入れる「ひかり型」のお墓、同キャストガラスを上部と底に配した洗骨用の骨壺(こつつぼ)、納骨の際に上下を分けて運べる「2段式香炉」、お墓への雨の浸水を防ぐ石組み工法など、他にはない製品を独自に開発して特許を取得し、お客さまのニーズにお応えしてまいりました。

 昨年5月には新たに墓誌の特許を取得しました。県外では墓石に故人の名前を刻みますが、県内ではお骨を納めた厨子甕(ずしがめ)などに記されるため、そのお墓に眠る故人の名を納骨時にしか見ることができませんでした。そこで弊社では、お墓の前面の袖の上部に収納できるプレート型の墓誌を開発しました。既存のお墓に施工することもできますし、ご希望により墓誌に家系図を記すことも可能です。清明祭や七夕などで家族や親族がお墓に集う際、親から子へ家族の履歴を伝える大切なコミュニケーションのきっかけとして、お役立ていただけたらと存じます。

 また、昨年12月には、JAPANブランド育成支援等事業費補助金を活用して実現した「ひかり型」のお墓の計測実験の最終結果が出ました。今後、お客さまへご説明する際、納骨堂内の湿度を抑える効果を数値として提示することで、大切な先祖がよりよい環境で過ごせるお墓として、より一層ご納得いただけることと思います。

 -北谷展示場がオープンしました。

 以前から中部エリアにも展示場が欲しいというお客さまの声を多数いただいており、昨年6月に北谷展示場を開設しました。58号線と国体道路の交差点に近い立地の良さもあり、たくさんのお客さまにお立ち寄りいただき、オープンからわずか半年ほどで弊社の売り上げの約3割を占める営業成績を達成することができました。特許のお墓を実際に見ることができる中部地区の展示場として、今後も気軽に足を運んでいただければと思います。

 -将来の方向性について。    

 今後も新たなる特許取得の推進を目指します。そして、沖縄ならではの破風墓・亀甲墓の文化を継承していくため、特許を取り入れた永久墓への構築を図っていきたいと思います。

 また、少子化やお墓の継承が問題となる中で、いかにして琉球、沖縄独自の文化を大切に守り、伝えていくことも、弊社の使命であると考えます。さらに、JAグループやコープグループとの相互の開発の推進に努めます。26年目を迎えたJA佐賀、8年目となるJAあまみ与論との連携や開発推進、光特許の導入にも力を注ぎます。

 -2022年に向けて。     

 北谷展示場を中部エリアの皆さまに広く知っていただけるよう、認知度向上に努め、オールマイティーな総合展示場を目指します。また、新たなニーズにお応えし、従来にはなかった小型墓の提供にも着手します。そして、特許の優位性を県内でも広めるため、勉強会などにも力を注いでまいりたいと考えております。

 みどりま・ただし 1954年生まれ、那覇市出身。77年関ヶ原石材(岐阜県)入社、79年イタリア営業所付勤務を経て沖縄関ヶ原石材入社。2005年に同社社長就任。


人柄に迫る3つのパーソナルクエスチョン

  1. 座右の銘や好きな言葉:好きになれば好転する。一期一会
  2. いま夢中になっていること:息子のトコイリヤ創作バレエの拡充への期待
  3. 休日の過ごし方:お客さまの建墓お祝いや納骨式への出席